※無理矢理系のお話なのでそーいうのが苦手な方は注意。
ついでに嬢は処女、という痛い設定に耐えられない方もさようなら。
ごめんなさいごめんなさいごめんなs…略(滝汗
愛に狂う…
「…僕が、怖いんですか…?」
そう言って、目の前に立ちはだかる男は、一歩、また一歩と近づいて来ていた。
男ことアレンが一歩近づく度に、神田は後ずさる様に追い詰められていく。
一体どうして、こんな状況になっているのだろうか。
考えれば考える程思考は絡まり、彼女の背中を冷や汗が伝う。
そもそも、目の前の男は自分の同僚で、普段なら軽くあしらう程度の相手だったはずだ。それなのに何故、今これほどまでに恐怖を覚えるのか…。
普段は幼いとも言える程、あどけない笑を浮かべている彼のその顔に、今、その面影は欠片も残ってはいない。
幼さの消え失せた男の表情に、彼女の本能が頭の中で警鐘を鳴らし続けていた。
「そんなに怯えた顔をして…一体どうしたって言うんです?」
まさしく口の端を吊り上げる様に笑って、また一歩、アレンは彼女へと近づいた。
じわり、じわりと壁際へと追い詰められ、神田はとうとう逃げ場を失ってしまう。
しかし、その間も彼は歩を進めて、すでに目の前まであと一歩、という所まで迫っていた。
「…っや、やめろ…」
やっとの思いで振り絞った声は、彼女自身でも驚くほど、か細いモノだった。
声をあげようと思っても、身体中が硬直してしまい、上手く動かない。
ありえない程に身体が震え、もはや立っているのもやっとの状態だった…。
とうとう神田へと辿り着いたアレンは、ふいに腕を伸ばし、彼女の頬を撫でる。
大げさな程に、彼女の身体はびくり、と跳ねた。
アレンはその反応をおかしそうに笑って、目を細める。
「フフフッ…まさか貴女が、こんなに可愛い反応を返してくれるなんて…正直予想外でしたよ…もっと、いつもみたいに抵抗されると思ったんですけどねぇ…」
彼女の頬を撫でていた手が、ふいに顎を掴み上げる。
神田はそのまま、何時の間にか拘束されていた身体ごと壁へ押し付けられ、
唇へと噛み付かれていた。
「…っ…!」
ぴちゃり、と響く水音と息苦しさに、彼女の視界は潤み、
だんだんと思考が奪われていく。
ついに全身から力が抜け、崩れ落ちそうになる彼女をアレンは軽々と抱きとめた。
そのまま隣のベッドへと押し倒し、彼女の両手を押さえつける。
起き上がる気力も無いままに、酸素を求めて喘ぐ神田を見下ろして、
アレンは愉快そうに笑った。
「神田、もしかして貴女…男性と“こういう関係”になるのって…初めてなんですか?」
その物言いに、彼女は羞恥と怒りに頬を染めて、精一杯彼を睨み付けた。
「…っはぁ…って、めぇ…っ」
「フフ、そんな目で睨んだ所で、男を煽るだけですよ?…大丈夫、僕が貴女を女にしてあげますから…」
生々しいあからさまな言葉に、彼女はいよいよ恐怖して、抵抗を試みる。
しかし、そんな彼女の抵抗を気にする風でもなく、
アレンはその身体へと圧し掛かった。
いやいやをする様に首を振る彼女の頬には、
とうとう堪えきれず、ぽろぽろと涙が滑り落ちる。
首元へ顔を埋めて、口付けられる感触に彼女は背筋を凍りつかせながら、
この先行われるであろう行為に、いっそこのまま気を失ってしまえたら…と、
息を詰まらせた…。
黒(鬼畜)アレン氏に挑戦してあえなく撃沈しました…。
いえあの…変な所で終わってるのは、これに続きがあるからでして…
だからといってこれ以上表で公開するのはちと勇気が…という訳なんですよ(苦笑
あー…やっぱり黒は夜中に書かなきゃダメです私(笑
果たして何人の方がこれを読んで引いたのかな…(遠い目